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Posted by ミリタリーブログ at

2022年05月05日

ドイツ軍 ライヒスヘーア時代(1919~1935) 外出服"Ausgehrock"

皆さん、こんばんは!
野うさぎ屋は仕事の都合で本日がGW最終日となり、最後の夜となってしまいました(T_T)

その最終日にご紹介するアイテムは・・・
ドイツ軍 ライヒスヘーア時代(1919~1935) 外出服"Ausgehrock"
です!

外観




外出服"Ausgehrock"とは、兵・下士官用に1927年7月から導入した主に基地の外にて着用する制服です。
礼服とは別に制定していました。
詳細は、エーデルマンさんのブログ”M28勤務服 (Dienstrock 28)”をご覧下さい。
http://gerhard03.blog61.fc2.com/



左腕にはGefreiter(上等兵)の階級章が確認できます。
生地はコーデュロイです。
ボタンはニッケルメッキボタンの8個。
そして外出服は兵士が自費でテイラーでオーダーした制服です。


胸の貼付けポケットは通常の大きさよりだいぶ小型です。
兵士が胸ポケットに携帯するゾルトブーフはとても収まりません。
そこで「簡易身分証明書」(Kennkarte、ケンカルテ)を代わりに収めたと思われます。


襟布はやや暗いモスグリーン色、ホックはライヒスヘーアお約束のダブルホックです。
襟章は兵科色グリーン色の台布
肩章とボタンから第17連隊第10中隊と判明します。
そして兵科色は、グリーンなので山岳部隊と考えています。
念のため、兵科に関しては有識者の方に伺う予定なので後日再編集致しますね(^^;


そして外出服の特徴として前合わせの縁に兵科色のパイピングが入っている事です。
パイピングの色は肩章と同じグリーン色です。

内装

外出服は自費のオーダーメイドのため、実に様々な様式があるようです。
この個体は「夏季制服」と同じ様な内装です。
スリットポケット用の袋と縫製補強の為の裏地と最低限の状態です。
この事から、この外出服は夏季用にオーダーメイドしたのではと想像します。


また、肩口には洗濯の時に洗濯紐を通すループがあります。


襟の内側にはクラーゲンビンデを取り付ける為に3つの金属製の爪が付いています。


襟の外側には襟を貼り付け処理とクラーゲンビンデ用の金属爪留め金が見えます。


左ポケットの裏側は剣吊り用のスリットが確認できます。


以上です。

野うさぎ屋はエーデルマンさんのブログからこの服が「外出服」であると知りました。
そして初期のドイツ軍はTPOに応じて複数の軍服を制定していたのも勉強させて頂いた次第です。

ライヒスヘーア時代は各部位の細かい改修や変更が毎年のようにあり全てを知るには、
まだまだ勉強時間が足りないと痛感いたしました。

いや~!ドイツ軍って、ほんっとうに面白いものですね!(^^
  


Posted by 野うさぎ屋 at 22:23Comments(0)衣類

2022年05月02日

ドイツ海軍 FF33野戦電話(Feld Fernsprecher 33)

皆さん、こんばんは!

Vショーに参加された方々お疲れ様です!
野うさぎ屋もTwitterのフォロワー様やミリタリー界でお世話になった方々にお会いできて充実した一日でした!
有難うございました!∠(`・ω・´)

そして今回から「東部戦線的泥沼日記 ~WW2 German Military Collection」のエーデルマンさんより”ドイツ軍制式装備品”のリンクを貼るご許可を頂きました!
野うさぎ屋のコレクションはどうしても亜種、珍品に偏る傾向があるので、当時の正しいドイツ軍制式装備品の知識はリンクをクリックして下さいね(^^;

さて、野うさぎ屋と言えば…「履帯」と「野戦電話」という事で
今夜は「野戦電話」を取り上げたいと思います。

ドイツ軍の野戦電話と言えば”FF33野戦電話(Feld Fernsprecher 33)”が有名で、皆さんも映画等でよくご存知の通信機器だと思います。

エーデルマンさんのブログをご覧ください!
http://gerhard03.blog61.fc2.com/blog-entry-291.html

野うさぎ屋は、今回も”亜種”をご紹介致しますよw

外観


WW2ドイツ軍のFF33野戦電話は”陸軍・空軍”用と””海軍”用の2種類が有りました。
この個体は”海軍仕様”であります。



陸軍・空軍との違いは上蓋メモ欄の”色”です。
上:”緑色”が陸軍・空軍仕様
下:”黄色”が海軍仕様
となっているそうです。


そして”海軍仕様”のもう一つの特徴は、側面についているレシーバー用台座が追加している事です。


艦上でハンドフリーにするため専用のヘッドセットを使用する事を考慮してと思えるのですが、
そもそも”艦に野戦電話を持ち込むのか?”と素朴な疑問が残ります(^^;

電話機本体の違いは、”塩害対策”として鉄製部品が真鍮部品の違いがあると見てますが…
今のところ差異は無いように思えます。(汗)

おまけ
この個体には当時使用したFF33用乾電池がついてました!

このおまけは想定外で興奮しまくりでした!w


野うさぎ屋は知識として”海軍用”の存在は知ってましたが、
実物を入手できて、もの凄く嬉しく1週間は枕元に置いてましたね!
そんな野うさぎ屋を見て家のカミさんは「子供!大きな小学生がいる!」と…
はーい!うれし過ぎて興奮さめやらぬダメ男ですよ!(^^/


さて、海軍仕様の野戦電話、如何でしたか?
「ただいま資料部屋整理中!」ではこれからも”亜種”、”珍品”を積極的に取り上げます。
皆さん、懲りずに次回も是非ご覧くださいね!
  


Posted by 野うさぎ屋 at 23:57Comments(0)機械類

2022年04月29日

ドイツ軍ライヒスヘーア時代 M1910飯盒(Kochgeschirr)

皆さん、こんばんは

ゴールデンウィークが始まりましたね!
野うさぎ屋は暦通りなのでTVで10連休と聞き羨ましい限りです。
明日は仕事じゃぁぁ!

さて、今夜ご紹介するのは”M31飯盒の兄貴”です。

外観

M1910飯盒
1910年に帝政ドイツ軍で採用された飯盒です。
この個体はアルミ製ですが、エナメルコーティング仕様の鉄製もあります。

刻印など

上蓋とハンドル基部に”W.B.L.28”と刻印があります。
これにより、この上蓋と本体はマッチングと考えています。

この個体は28の数字から1928年製と考えています。
そして色もWW2ドイツ軍から見たら淡いグリーンであり
これが”ライヒスヘーア”を感じさせる一品です。


また、M31飯盒に比べて縦方向に長く容量も多いですね。
野うさぎ屋は、この点でM31に対し兄貴分を感じてますw
  


Posted by 野うさぎ屋 at 18:55Comments(0)個人装備

2022年04月25日

WW2 ドイツ軍 M31飯盒(Kochgeschirr)

皆さん、こんばんは
今夜から”食器”を少し離れ”装備”に当たるアイテムを紹介します。

では、ご紹介する個体はこちら

外観


皆さんよくご存知のドイツ軍が装備したM31飯盒(Kochgeschirr)です。
元々は黒い塗装だったのでは無いかと思いますが、塗装がきれいに剥がれてアルミ剥き出しになっています。
底面に炙った跡を確認できるので、実際に使用していたと思います。
また、ハンドル基部の造りなどから初期型と判断してます。

上蓋と本体に持ち主のイニシャル

おそらくH.M.
ハンス?ミュラー?



【外野の声】
おいおい、野うさぎ屋!
M31飯盒なんて散々先人達が実物を使って解説してるだろう?

はいはい、旦那さん
そこは”へそ”が横についている野うさぎ屋でございます。
この個体も普通のM31飯盒ではありませんww

この個体の最大の特徴は刻印です。

ハンドル基部

メーカー刻印
JSD36

上蓋のハンドル基部
メーカー刻印
JSD36 と 37

ん?数字が・・・え?打ち直してる??

そうなんです、36と37の二種類の打刻を確認できます。

ハンドル基部(上)が36なので、この刻印(下)も本来なら36で良いはずですが、
「何故か」36を叩いて薄くし、その上から37と新たに打刻しています。
また、フォントも違います。
3の上辺が平らな36と丸い37

上蓋と本体のイニシャルから別々の個体を合わせた物では無いと考えてます。
しかし、年代を36から37に修正する必要が有ったのでしょうか?

自分の仮説は、
1.飯盒本体は36年に作られた。(工場A)
2.上蓋も36年に作られた。(工場A)
3.しかし、本体と上蓋の合わせが年越しの37年であった。(工場B)
4.そこで年数を修正する必要が出てきた。
5.アルミで加工し易い上蓋のみ修正した。(工場B)
7.工場Aと工場Bの違いから数字のフォントが違っている。
8.修正後、黒色に塗装を行った。(工場B)
と、考えました。

36にも37にも黒色塗料を認められるので間違いなく数字修正後に塗装していると思われます。



   信じるか、信じないかはあなた次第!!(ドーン!)


さて、本当の理由は何でしょうか?
こんな事を想像させてくれる超面白い飯盒でした!
  


Posted by 野うさぎ屋 at 21:38Comments(0)個人装備

2022年04月24日

ドイツ軍 ファットコンテナー (Fettbüsche) その6

皆さん、こんばんは

昨夜はなんとかYou Tube「ミリタリー雑記帳」をアップできてホッとしております。
拙い動画ですが、当ブログ共々宜しくお願い致します!m(_ _)m

お時間がございましたご覧くださいw
https://www.youtube.com/watch?v=jOUp7SpkQE4

さて、”食器”もだんだんと残り少なくなって来ました。
今回もドイツ軍が”使っていたかも?”的な個体をご紹介致します。

外観

この個体は、アルミニウム製です。
楕円形で筒状形態が以前紹介したコンテナーに似ています。
https://hj12ss.militaryblog.jp/e1095277.html

高さ 約130mm
長辺(横方向) 約110mm
短辺(縦方向) 約65mm

蓋はパッキンなどがありませんが、しっかりと締るため開けるのに少しコツがいります。

高さ 約10mm
長辺(横方向) 約122mm
短辺(縦方向) 約78mm

刻印など
側面に”MADE IN GERMANY”と打刻されています。

本体裏側
塗料か補修用パテの様なものが薄く付着しています。
しかし、内側から見ても底面に穴が開いた形跡がないので今のところ不明です。


この個体は、蓋の形状から”液体”の携帯には適していないと思います。
中に入れたのは調理前の食材では無いでしょうか?
また、”MADE IN”の刻印から民生品であり輸出対象品と考えています。
ドイツ軍で使用していたかは微妙ですが、
明日ご紹介する”M31飯盒(Kochgeschirr)”と一緒だったそうなので少なくともWW2当時物と考えております。

野うさぎ屋としては、なるべく道具は使って上げたいので
このコンテナーに”コーヒー豆”を入れてミリキャンに参加したいなーと思っていますよ!
  


Posted by 野うさぎ屋 at 18:51Comments(0)食器類

2022年04月21日

ドイツ軍 ファットコンテナー (Fettbüsche) その5 Brotdosen(パン缶)

皆様、こんばんは!

最近はブログに掲載するために、夜な夜な”食器”を愛でている野うさぎ屋ですw

今夜、ご紹介する”食器”は、ドイツにて”Brotdosen(パン缶)”として使用されていた物です。

外観

大きさは、
横(長辺)約200mm
縦(短辺)約130mm
高さ約58mm

刻印はなし、メーカー不明です。


そして、最近入手したBrotdosenがこれです。

外観

大きさは、
横(長辺)約160mm
縦(短辺)約100mm
高さ約70mm

刻印はなし
但し、シールで”VIRGO Rein-Aluminium”製と判明します。

この2個のBrotdosenの特徴は、”ソラマメ型”をしています。
一般的な飯盒の形ですよね。
そして、意外と高さがあり大容量であると言えるでしょう。
これだけ背が高いとパンを丸ごと入れて運ぶのに適していたのでしょうね。

ここで、家のカミさんが一言
カミさん
「これこそ、ダ○ソーに有るやつやん!弁当箱だよね!
で、いくらしたん?」
野うさぎ屋
「えーと、ただいま円安でひじょーーーに価格が高騰しとりますです!はい!」(汗
と、あたふたとする夫であったw  


Posted by 野うさぎ屋 at 20:47Comments(0)食器類

2022年04月19日

ドイツ軍 ファットコンテナー (Fettbüsche) その4

皆さん、こんばんは

関東地方はようやく暖かさが感じられる様になりましたが、
今年はなぜか「雨降り」の時間があり、気分がスッキリしないですね。


さて、今夜はみんな大好きファットコンテナーを更に深掘り!

今回ご紹介するのは、多数あるファットコンテナーの中から”ラードケース”と呼ばれる種類です。
これまで自分が知っていた範疇を超える新発見とも言える個体を入手したので詳しく考察して参りましょう。


外観


本体は、第二次大戦以前より標準的に作られているアルミニュウム製です。
大きさは、
外径 約85mm
高さ 約40mm
と片手にすっぽりと収まるコンパクトサイズ。

この個体は製造メーカーのシールが残っているタイプです。



VIRGO Rein-Aluminium


1935年当時の広告


また、例によってガラスのインサートが有るタイプでもあります。

さて、ここで”新説”と謳ったのは、
この個体には”内蓋”が存在するのです!




内蓋は、アルミニュウム製の一枚板。
外径は約80mmで縁が押し出し整形されており、ガラスインナーを塞ぐ大きさです。

これまで、ガラスインナーは重さや容量が減る問題があり実用的では無さそうな感じで失われている事が多いようです。
なのでミント状態でのみ存在する唯一の付属品と思っていました。

しかし、この個体には”アルミ製の内蓋”が付属していのですよ!
この事から”ラードケース”タイプのミント状態ではの付属品は、
・ガラスインナー
・アルミ製内蓋
では無いかと推察しております!

但し、この内蓋を含む仕様が全ての”ラードケース”に対して標準的と考えるのも乱暴な思考と思われ今後も研究を続けるつもりです。
  


Posted by 野うさぎ屋 at 21:14Comments(0)食器類

2022年04月17日

ドイツ軍 ファットコンテナー (Fettbüsche) その3

皆さん、こんばんは

貴重な週末をダラダラと過ごしてしまいました(汗
今日も今更ですが、アマプラでアニメ”GATR 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり”を見続けておりますw(現在進行形)

さて、今夜も懲りずに珍品の”食器”をご紹介致しましょう!

外観



アルミニウム製で蓋の内側にゴムパッキンが確認できます。


蓋は、本体両側にある鉄製の爪でしっかりと固定する構造です。

高さ 約105mm
長辺(横方向) 約115mm
短辺(縦方向) 約60mm

持ち手
巾 約70mm
高さ 約30mm

刻印など

本体裏側
BRTZ AL
ALU
内容不明


本体側面
DRGM の丸
DRGMとは”Deutsches Reichs Gebrauchs Muster”で、ドイツ帝国使用意匠の事です。

Wikiによると、
「1891年6月1日の帝国法によりドイツ帝国の法的前提条件が作成され、帝国特許庁は1891年10月1日に「ドイツ帝国実用新案」を導入しました。
多くの製品が1891年から1945年頃に「DRGM 」と表示されました。」
とあります。

つまり、当時のドイツ工業製品に付けられた「証拠」と見ることができるようです。

この個体は、DRGM刻印により1891~1945年に掛けて製造されました。
第二次大戦以前の民生品(キャンプ用品)の一つだと思われます。

当時のキャンプ用品広告(別のアルミニウムメーカー)


内容物は、蓋のゴムパッキンから液体を入れたのでは無いかと思われます。
大きさからパン袋(雑嚢)に入れて携帯していたと思えるのですが・・・ね?

さてさて、何を入れていたのでしょうか?(^^;
  


Posted by 野うさぎ屋 at 22:16Comments(0)食器類

2022年04月13日

ドイツ軍 計量カップ (1928年製)

皆さん、こんばんは!

今夜もドイツ軍の装備品の中でも野うさぎ屋所有の亜種や珍品から一品をご紹介しましょう。

今回の品は"計量カップ"です。

外観


カップの大きさは、
高さ 約95mm
横巾 約58mm
長辺 約90mm


持ち手部分
縦 約54mm
横 約30mm


メーカーマーク

”W.M.F.G.28”の刻印を確認
この計量カップは、アルミニュウム製の1928年製
メーカーについては勉強不足で未だ不明です。


側面に2本の計量線があり、上線には”1/4L”(250cc)の刻印があります。

計量線は、下線で125cc、上線で250ccを表しています。

長辺の片側に注ぎ口が作られています。


カップ裏を見ると直火にかけた様な痕跡がありました。


この個体は、野うさぎ屋がebayの定期巡回をしている時に
「お?28年製の”水筒カップ”があるじゃん!」と盛大に勘違いして落札した品です。
キャプションをよく読まずに入札した為に起きた(よくある)事故です・・・

手元に届いて「コレジャナイ感」が有りました。
が、落ち着いて(言い訳を)考えて見ると、
「28年製なのは間違いなさそうだし、年代的にも”ヴァイマール共和国軍”で使用していただろう」
「きっとそうだ、そうに違いない!」と自分自身に何度も言い聞かせて納得した経緯がございます。

そんな野うさぎ屋を全てお見通しの家のカミさんは、
「この間、ダ○ソーでみたよ。100円だったよ。」と心を抉る一言を…
その時に落札価格は公開しないのが家庭円満の秘訣だと思った次第です。(T_T)
  


Posted by 野うさぎ屋 at 21:48Comments(0)食器類

2022年04月12日

ドイツ軍 ファットコンテナー (Fettbüsche) その2 第一次世界大戦物

皆さん、こんばんは!

今日も暑い一日でしたが、野うさぎ屋は”ももひき”を脱いだお陰で仕事が快適で上機嫌ですw

さて、今夜のアイテムは昨日に続きファットコンテナー (Fettbüsche)です。

ドイツ軍においてはベークライト製が採用される以前からファットコンテナーを使用して居たようです。
調べてみると第一次大戦で既に使用してたようです。
但し、時代的にベークライト製ではありません。

先ずは第一次大戦でドイツ軍が使用していたファットコンテナーをご覧ください。

外観



写真の通り金属(アルミニュウム)製です。

大きさは、
外径 約120mm
高さ 約58mm
と、ベークライト製に比べて大きい事がわかります。
しかし、この個体が大きいだけかもしれません。
ご存知の方がいらしたら是非コメントにてご教授頂ければ嬉しいです!

裏面に刻印があります。

MARK 12 ALUM
最初はメーカーのマークかと色々調べたのですが、
”12 ALUM”は、”外径12cmのアルミ製”の意味かもしれません。
”MARK”は現在のところ意味不明です。

次に、フタを開けて中を確認します。


この時代から既にガラスディッシュを採用していたようですね。
但し、後年のベークライト製に比べてガラスの厚みは若干薄い様に見えます。

ガラスディッシュの大きさは、
外径 約115mm
内径 約110mm
深さ 約50mm
となっており、アルミ製ファットコンテナーにすっぽりと収まります。

しかし、アルミ製ファットコンテナーの底辺が若干変形しているので縁からガラスディッシュがはみ出しています。


この個体は、フタをしっかりと締め込みが可能です。

中にラードまたはバターを入れた場合、熱伝導性が良いアルミ製ですから内容物が溶けて漏れる可能性を考えました。

そこで、水を入れ実験しましたが、フタの締め込みがガラスディッシュを密閉する役目をしているようで漏れはありませんでした。
もう一つ、副次的なメリットとしてガラスディッシュが押し付けられるため振ってもカタカタ音がありませんでした。

第一次大戦のアルミ製ファットコンテナーをご紹介致しました。
いかがだったでしょうか?
野うさぎ屋としては、「大戦を生き抜きヴァイマール共和国軍においても使用していたであろう」と思いを馳せ一人ニヤニヤしている次第です。

あ・・・因みに、家のカミさんはそんな野うさぎ屋を若干冷ややかな目で見ている様ですw
  


Posted by 野うさぎ屋 at 21:12Comments(0)食器類