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Posted by ミリタリーブログ at

2022年04月11日

ドイツ軍 ファットコンテナー(Fettbüsche)

皆さん、こんばんは!今日も暑い一日でしたね~。
自分は腰を冷やさない様にモモヒキを履いてるのですが、流石に汗だくで仕事をしてましたw

さて、今晩ご紹介するのは新たなカテゴリーになります。
”食器類”として兵士たちが普段食事に使用した装備を集めました。

第一弾は、”ファットコンテナー(Fettbüsche)”です。
”ファットコンテナー”とは、食料品を入れる容器を指します。
ドイツ軍の場合は兵士がパン袋(雑嚢)に入れて携帯していました。
内容物は”ラード”、”ジャム”、”バター”などがあり別名”ラードケース”とも呼ばれています。

但し、軍の官給品ではなく”民生品”を取り上げます。

外観



この個体は、赤いベークライト製で年代は1930年代では無いかと思われます。
当時のキャンプ用品の広告で同型の品が掲載があった様です。

大きさは、
フタの外径 約110mm、高さ 約57mm(フタの膨らみ頂点から計測)
器の内径 約95mm、深さ 約37mm



そして、この個体の最大の特徴はインナーとしてガラスディッシュが内装している事です。





ガラスディッシュの大きさは、
外径 約94mm(ベークライトより若干小さい)、内径 約85mm、深さ 約28mm
ガラスはかなり厚くズッシリと質感があります。



裏部分にメーカーズマーク



ガラスディッシュはフタをしっかりと締めると器に密着し音がしなくなります。

官給品に比べ内容量は多いのですがその分官給品より大きく
これをパン袋(雑嚢)に入れるのは大きいのでためらいがありますね!(^^;

次回は別のファットコンテナーをご紹介致します!
  


Posted by 野うさぎ屋 at 20:30Comments(0)食器類

2022年04月10日

ドイツ軍 工具編 工兵隊用ノコギリ(Stichsäge)

皆さん、こんにちは!
今日は最高気温が27度となり桜が咲いていますが「夏日」ですw
この分だと8月には50度超えちゃうぜ~と小話みたいなネタでカミさんを涼しくしております。

さて今回ご紹介するのは、 ドイツ軍 工兵隊用のノコギリ(Stichsäge) です。

但し、ご紹介する個体は一般的な装備品とは若干相違があります。
そこで、その差異を分かるように「エーデルマンさん」のご好意により写真をお借り致します。

参照リンク
”東部戦線的泥沼日記 ~WW2 German Military Collection”
http://gerhard03.blog61.fc2.com/blog-category-147.html


先ずは全体写真を、





携帯用ケース付き(黒革製)
全長はケースに入れた状態約56cm、ノコギリ本体のみ約55cmdです。

ノコギリにある刻印
EWALD CLEFF(エヴァルト・クリフ)
SOLINGEN(ゾーリンゲン)
1937


ヴァッフェンアムトとアムトコード
WaA387


素材は鉄製、年代は刻印から1937年製と思われます。
アムトコードの”387”は幅広く使われており、一番近いのが
アイテムは”ワイヤーカッター”、メーカーは”Hugo Lindner”を指すらしい。
メーカーの地域が”Solingen(ゾーリンゲン)”で一致しているので”EWALD CLEFF”が同一グループと解釈しているところです。


ケースにある刻印

R.EHRHARDT
POESSNECK
1937

ヴァッフェンアムトとアムトコード
WaA186

素材は黒革製、年代は刻印から1937年製と思われます。
アムトコード”WaA186”によると、"P08ピストル用革製ホルスター"なのですが、
メーカーR. Ehrhardtと地域Pössneck (Th)とメーカーは一致しています。
こちらも、P08ホルスターの他に鋸ケースを作っていたと解釈しております。


鋸ケースの口金部分は、鉄製の口金で補強してあります。
鋸刃部分が横に広がっているので、上部よりも下部が広がっています。

これによりブレードの納める向きが決まってます。


では、個体による違いを比較してみましょう。

相違点その1 ”鋸刃の形状”



上:一般的な装備品、下:今回の個体
一見して一般的な装備品の方が理にかなった作りになっています。
今回の個体は、鋸刃の形状としては時代が旧い造りらしいです。

相違点その2 ”鋸にぎり部分”



上:一般的な装備品、下:今回の個体
一般的な装備品は補強リブ付きのプレス加工ですが、
この個体はスチール鋳造です。
また、鋸がケースから少し(6mmほど)収まっていません。
もしかしたら、鋸とケースはマッチングでは無い可能性があります。(^^;

更に今回の個体の別アングル


木製部分は全体的に丸みを帯びるように加工されています。

以上の様な、一般的な装備品とこの個体では造りに違いを確認できました。

また、鋸本体の新ヴァッフェンアムトとケースの旧ヴァッフェンアムトが同じ1937年製にもかかわらず相違が有ったことが不思議な点ですね。

今回の工兵隊用鋸は”旧ヴァッフェンアムト”だった事から”ヴァイマール共和国軍”と…
思いたいのですが、1937年は再軍備後ですよね!!

野うさぎ屋の心の中では”ヴァイマールじゃ!ヴァイマール共和国軍じゃぁぁ!”とひねくれております。(^^;
  


Posted by 野うさぎ屋 at 16:39Comments(0)文房具と各種道具

2022年04月07日

兵器類 8.8 cm FlaK 18の射表

皆さん、こんばんは!
関東地方もやっと春らしく暖かな日が戻って来たお陰で、
花粉症で鼻水がダダ漏れの野ウサギ屋ですw

さて、今夜は・・・

高射砲ですよ~!
Flakですよ~!!
8.8  ハチハチですよ~!!!

って事でドイツ軍 自慢の高性能な高射砲 Flak18に使われていた「射表」です。

先ずは全体写真を

この個体は、地中埋設の状態から発掘したために状態があまり良くありません。
見ずらい箇所がございますこ事をご了承下さい。

お次に「Flak18の射表」である根拠の部分

8.8cm Flak18と判読できます。


お約束のヴァッフェンアムト、もちろん旧タイプ!
アムトコードはWaW202
binoculars双眼鏡・Carl Zeissカールツァイス・Thüringeチューリンゲン・Jenaイェーナ


Carl Zeissのメーカーマーク


「Rohrerhöhung」とは、砲身を上げる・・・つまり、高射角度のことでしょうか?



見やすくするためとは思いますが、兵器に使用するには意外とカラフルなのが驚きです。
また、高射砲のどの位置に付けられていたかが今現在不明なのがもやもやしますね!

次回は、道具編に戻します。もちろん、ヴァイマール共和国軍物で!(^^/
  


Posted by 野うさぎ屋 at 21:32Comments(0)兵器類

2022年04月06日

ドイツ陸軍 マップスケール その3

皆さん、こんばんは

今日のマップスケールは1937年製の戦中タイプです。

表面


材質:アクリル製

縮尺:
1/25000 (0~1km、1目盛り20m)
1/100000(~5km、1目盛り100m)

メーカー及びブランド名:
FRANZ KUHLMANN WILHELMSHAVEN 1937
(フランツ・クールマン ヴィルヘルムスハーフェン)


アムトコード:WaA278


アムトコードの内容を確認すると、
メーカーFranz Kuhlmann
measure instrument(測定器) 1934年

見えにくいですが、はっきりとヴァッフェンアムトが確認できます。


この個体の製作年は打刻されている数字から1937年製です。

透明アクリルの特性を活かして地図の上から重ねて使用していたのでしょうね。

この個体は残念ながら一角が割れて欠損してますが、当時の遺物かと思うと貴重な品だと思っています。

次回は文房具や工具とは違いますが、それにつながる品をご紹介します!
  


Posted by 野うさぎ屋 at 21:08Comments(0)文房具と各種道具

2022年04月05日

ドイツ陸軍 マップスケール その2

皆さん、こんばんは

昨日に続き、今回もマップスケールをごご紹介致します。

表面


材質:銅合金製

縮尺:
1/12500 (0~1000m、1目盛り10m)
1/25000 (0~1km、1目盛り20m)
1/50000 (0~5000m、1目盛り10m)
1/100000 (0~5km、1目盛り100m)

メーカー:
Gebrüder Haff Pfronten
最後の”Pfronten”はバイエルン州に属するプフロンテン地方の事と思われます。
”Gebrüder Haff”は現在も”Gebrüder Haff GmbH”精密加工会社として存在しています。


ヴァッフェンアムト:旧タイプ
アムトコード:不明


年代は、旧タイプのアムトからヴァイマール体制期間(~1935年)と思われます。

この個体は地中埋没を発掘したため、本体周辺の腐食が進み劣化が激しい状態です。


また、縮尺が戦中タイプと違っているのも注目ポイントですね。
おそらく使用していた地図縮尺が変更された為と推測しています。


次回は、アクリス製のマップスケールを予定しています!
  


Posted by 野うさぎ屋 at 21:33Comments(0)文房具と各種道具

2022年04月04日

ドイツ陸軍 マップスケール その1

皆さん、こんばんは
東京の気温が札幌よりも寒いって…ほんと今日の天気は何なんですかね?
早朝からずっと雨で気が滅入る一日でした。

昨日は「巻尺」でしたが今日は測るシリーズってことで定規をご紹介します。

1枚目の定規は、一般的に「マップスケール」または「座標グリッドリーダー」と呼ばれ、地図上で使用する四角い定規です。

表面


裏面


材質:アルミ合金製

縮尺:
1/20000 (0~1km、1目盛り20m)
1/40000 (0~2km、1目盛り50m)
1/75000 (0~5km、1目盛り100m)
1/80000 (0~5km、1目盛り100m)

メーカー:
CWU

アムトコード:
WaA414


年代は、おそらく1935年以降と思われます。

右側の将校が実際にこのマップスケールを使用している様子です。


作戦室や司令部で使用していたと思うだけでワクワクする一品です(^^/

次回は、少し年代を遡ったマップスケールを取り上げます!  


Posted by 野うさぎ屋 at 21:03Comments(0)文房具と各種道具

2022年04月03日

ドイツ陸軍所有の巻尺

皆さん、こんにちは!
4月最初の日曜日ですが、生憎と関東地方は肌寒い空模様です。

さて、今日ご紹介するのは「ドイツ陸軍所有の巻尺」です!



ロールの直径は約10cmです。

側面





距離テープは20m(先端部分の金具は欠損)

単位はメートル



時代:ヴァイマル共和国軍(WW2戦以前)
名前:”Massband Nr 406” および ”BESTE LEDER KAPSEL”


メーカーマーク:”M”と”J”または”I”の組み文字(メーカー不明)


外皮が革製、巻き上げ金具内側に”ヴァイマル共和国軍のアムト”と”Zn”の刻印



距離テープ部分に、”Heereseigentum”(陸軍所有物)の赤いスタンプ、メーター毎に赤いスタンプあり



裏面に、この個体の所有する部隊の刻印”1./J.R.11”(歩兵第11連隊第1中隊)あり



これまでの調査でこの巻尺の使用用途は実に様々です。
1.測距儀と調整板の間隔を計測
2.訓練時の整列間隔や装備類の整列間隔などに計測
3.巡検時に室内装備間隔などに計測
などが検索できました。
もちろん、この他にも色々な用途があったことでしょう。

そして、陸軍所有物と有るように所属部隊の所有物でした。
この個体は裏面の刻印から歩兵第11連隊第1中隊と判明します。
使用者が移動などで部隊を離れる時は返却していたそうです。



いかがでした?
この個体もヴァイマル共和国軍の装備品として収集した品です。
これからもネット上でも情報が少ない品を、できる限り毎日ご紹介して参ります。

ではまた明日!(^^/  


Posted by 野うさぎ屋 at 11:20Comments(0)文房具と各種道具

2022年04月02日

ドイツ陸軍 認識票(Erkennungsmarke)その4

皆さん、こんばんは

今日も天気は良いのですが薄っすらと寒さが残った一日でした。
自分は軽い花粉症なのですが、久しぶりに目のかゆみと鼻水がダダ漏れでした。
早く花粉が落ち着いてくれますように~と願った次第です。

今夜は自分が”REICHSHEERの認識票”を集めるきっかけになった個体をご紹介致します。



表面

刻印なし!



裏面

DEUTSCHES REICHSHEER(ドイツ 陸軍)




この個体はアルミ製ですが、経年変化で表面が黒ずみと所々白く粉が出ています。
通常の打刻は表面なので、
「裏面のみ」”DEUTSCHES REICHSHEER”が確認できます。

再軍備前の品物だとすると2022年現在で約87年経過してますよね。
これまでご紹介してきた認識票みたいに「再利用」されず
また、アルミ不足解消のためリサイクルにも生き残った個体なのか?
と、少々疑問が残りますが・・・(^^;

しかし、諸先輩方や知人達から実物の認識票を見せられていた時に、
どうせ収集するなら「珍品」にしようと決め購入した記念の個体で
お気に入りの一品になりました!

次回からは同時期の装備をご紹介致します。(^^/  


2022年04月01日

ドイツ陸軍 認識票(Erkennungsmarke)その3

皆さん、こんばんは
関東地方は昨日の暖かさがウソのように寒い一日でしたね。
寒暖の差で体調を崩さないようにご注意ください。

さて、今夜も手持ちの認識票をご紹介致します。

表面

所属部隊 ”1.K.L.SCH.B.224.”
個人認識番号 271
血液型 O

裏面

DEUTSCHES REICHSHEER(ドイツ 陸軍)
削除線で修正

この個体の所属部隊を調べているのですが、
現在に至るまで「これだ!」と思える結果が出てません。

これまでの調査の結果は以下の通りです。

1.”K.L.” Kriegsschiff-Bau-Lehrabteilung (Marine)
軍艦建設訓練部(海軍)

2.”SCH.” Schule 学校

3. ”B.224.” 224Bataillon 第224大隊

4.材質は亜鉛合金製と思います。

参照サイト:
https://www.warrelics.eu/forum/soldbuch-wehrpaay-ausweis-etc/useful-abbreviations-used-dog-tags-documents-etc-6376/

1から3の内容から”1.K.L.SCH.B.224.”は、
「軍艦建設訓練学校第224大隊第1中隊」
となるの?・・・え?海軍なの?
しかし、この認識票は海軍型ではありません。

海軍型認識票

特徴は材質が真鍮で中央のスリットが抜けていません。

しかし調べていると海軍の歩兵部隊は陸軍タイプの認識票なのでは無いかと思える画像を発見しました。
(ebay上に”K.2 M.J.R. 3” Marine-Infanterie Regiment 3の認識票)

そんな訳で、この個体もアリなのかな?って感じであります。

たかが認識票1枚ですが、複雑なドイツ軍ならではなのかもしれませんね。

明日は手持ち最後の認識票を紹介致します!  


2022年03月31日

ドイツ陸軍 認識票(Erkennungsmarke)その2

前回の認識票に続いて、今回も手持ちの認識票をご紹介致します。

表面

第59歩兵連隊第5中隊(5./ J.R.59)
個人認識番号 171
血液型 AB



裏面

DEUTSCHES REICHSHEER(ドイツ 陸軍)
削除線で修正



この個体はアルミ製の初期に多いタイプです。
「J.R.」はドイツ表記でInfanterie-Regiment、歩兵連隊のことです。
当時の習慣で「I」を「J」の文字で表記していたからです。


この個体で興味深いのは裏面の「DEUTSCHES REICHSHEER」に削除線を思われる横線が刻まれれいる事です。

これもまた想像なのですが、
再軍備後に刻まれたのでは無いかと考えているのですが・・・
皆さんはどう思われますか?(^^;

何れにしても面白い認識票であります!

残り2枚は順次ご紹介致しますね(^^/